つくばショートムービーコンペティションは、つくばからの文化の発信と次世代の才能の発掘を目指す、10分以内の短編映画のコンペティションです。
募集部門は、「つくば部門」「自由部門」「ショートショート部門(SS部門)」「全天周映像部門」があり、アニメーション、実写、ドキュメンタリー、コメディなど、さまざまなジャンルの作品の応募がありました。
令和5年(2023年)2月25日に実施された上映会・審査会にて、受賞作品が決定しました!
●自由部門
●ショートショート部門
●つくば部門
●全天周映像部門
つくばショートムービーコンペティション2023にノミネートされた各作品について御紹介します。
岡本 崇(監督)
アルバイトを探していた伊藤は、とある飲食店の店頭の募集広告を見つける。 時給もかなり高く飲食の経験もあることから応募を決意、面接に臨むが何故か少しずつ噛み合わないまま予想外の結末を迎える…。
僕が実際直面したしんどいノリの面接があって、コミュ力皆無の僕はその時ずっとこうなったらいいのになとか想像していたのですが、今回それをそのまま映画にしてみました。是非追体験していただければ幸いです!
伊藤 啓太(監督)
あるタレコミをもとに、とある場所に訪れたYouTuber達。何やらただならぬ雰囲気。 神回⁉︎ ハズレ回? カメラの前で何が起こるのか、はたまた何も起こらないのか。ぜひ御覧ください。
誰でも動画で個人を表現出来る時代です。今回はYouTuberに的を当てて制作をしました。個性と個性が出逢えば、そこには物語が生まれる、そんな期待をこの作品に込めました。 YouTuberの配信を視聴する感覚でご覧下さい。
萩原 慧(監督)
女の子は給食の時間、いつも泣いていた。そこに一匹の虫、「泣き虫」がやってくる。
泣き虫な女の子と一匹の「虫」。 こどもの心の成長を描きました。 小学校低学年の頃、私は給食の時間よく泣いていました。残飯を片付けるためにひとりで給食室に行かなければならなかったのですが、それが辛かったのです。 でも小学校六年間、ずっと泣き虫だったわけではありません。いつの間にか泣かなくなり、小学校最後の給食は、チーズを山盛り食べさせてもらい楽しかった記憶があります。このお話はそんな経験をもとに制作しました。
スタジオモノロン 相馬 雄太(監督)・冨山 亜里紗(脚本)
うつ病の母親と二人暮らしの春奈は家事や看病を担うヤングケアラー。 「大丈夫」が口ぐせですべて一人で抱え込み、誰にも頼らず生きてきた。 同じダンススクールに通う涼斗はそんな春奈の姿を見て自分の気持ちを伝える。
今社会問題となっている「ヤングケアラー」をテーマにした作品です。
黒須 祐基(監督)
一般市民(怪獣映画のエキストラ)の目線で描く怪獣災害をテーマに、短尺で気軽に観ることができ、映像的にも見応えのある作品にすることを目指しました。また、水戸を舞台にしているので、茨城の方には特に面白がっていただきたいです。
Team U 加納 雅利子(監督)
宇宙のどこかには「UNO」と呼ばれるロボットたちの惑星が存在する。 彼らの星では燃料となる花が絶滅の危機に瀕していた。 母星から外部の惑星に派遣された2体のUNOたちは、燃料を求めて旅に出る。 彼らは燃料の植物を無事確保できるのだろうか? 彼らの旅をすこし覗いてみよう…。
3DCGを学ぶ学生として、卒業作品として制作した映像です。 私たちは、「お互いが歩み寄り、協力する」というテーマを掲げ本作品を企画しました。 昨今、痛ましい戦争が繰り広げられたり、些細ないざこざから思い悩み閉じこもってしまう人が増えてきています。 「協力」が忘れ去られつつある時代だからこそ、「協力」することの尊さや、そこでしか見られない世界をこの映像を通して感じていただければ幸いです。
碧音(監督)
皆既月食の夜、地球に住む少女のもとに一人の宇宙人が現れる。 扇風機を通して重なり合う二人。声と身体表現を通じて二人は通じあっていく...。
扇風機で宇宙人のマネをした。そして、扇風機がここから何億光年先の星に住む宇宙人とコミュニケーションが取れる装置になったら面白いと思った。 この映像は自身の卒業制作で制作した、扇風機を用いた宇宙人の映像インスタレーションの文脈を元に、制作したものだ。言葉について、遠い存在について考えながら作った。
林 知明(監督)
季節に敏感な盲人用ボタン、嘆く郵便ポスト、映画を語る空き缶etc。街はそれぞれに語りだす、この世界は君のもの。
どんな人間でも内的世界は豊かだったりします。それは大人子供男女障害の有無問わず。 そのような思いで制作しました。短い作品ですが、広く深く届くような映画になったと思っています。
南 拓人(監督)
日本音楽界の最高峰、東京藝術大学ピアノ科を志望する1人の天才女子高生「桃華」。 高校最後の文化祭の前日、そんな日も音楽室に籠るひとりぼっちの彼女に、彼女の本音や客観である「陸」が話しかけてきます。 聞こえる声、混乱する自我。 「貴方は誰なの?」
自身の美大受験の経験をもとに、高校2年生という繊細な時期の空気を描きました。 美しいショパンの音色にも注目してご覧ください。
ViCC -映画をつくる会- 結城 寧々(監督)
再生医療技術が普及した近未来、人々は、技術によって20代の身体を保っていた。余命1週間を宣告された98歳の「ぼく」は、偶然、音信不通だった娘と再会する。娘は、長年の夢を叶え、小説家になっていた。娘から自作の小説を受け取った「ぼく」は、残された一週間を、小説を読むことに費やす——。
筑波大学の映画製作サークルViCCによる製作です。脚本、撮影、編集、出演者まで、全員、筑波大生。SF風味の設定を用いることで、大学生の限界を突破した作品です。
有限会社 ライブ 上坂浩光(監督)
この映像は、古代インドの宇宙観である、”須弥山世界”を描いたものです。この世界は8つの海とそれを隔てる 7 つの山脈で作られており、中央には神々が 住む須弥山という山があります。その頂上には善見城を中心とする33の城があり、上空には最上位の仏である菩薩と如来がいらっしゃると言われています。
フルドーム映像の没入感で描く須弥山世界を、体感してください。
株式会社ヒュー 柴山 知久(監督)
古典文学の「竹取物語」の抜粋を現代語に訳した作品です。
小中学生向けの実体験学習用として、ドームの特性を十分に活かした映像作品です。 アニメーションは、現在活躍中の絵本作家の原画を使用し、絵本の持つ力を損なわない美しいアニメーションにしました。 また、美しい音楽と共に、本物の日本語の発音ができるナレーターに読んでもらい、大人でも楽しめる作品を目指しました。
橋本 果歩(監督)
円の図形を中心としたモーショングラフィックスがテーマです。ジャズ調の曲で繰り広げられる円の動きやオーディオスペクトラムなど、図形たちが楽しんでいるような動きを表現しました。
平面の映像だけ見てみると、シンプルな作品に見えてしまいますが、ドームに映すと光と暗闇の没入感を十分に白黒だけでも味わうことができます。黒いシーンと白いシーンを交互に使い、暗闇と光の行き来を楽しんでもらえるような作品となっています。
上映会では、応募作品の中から選りすぐりのノミネート作品を鑑賞いただけます。また、当日は上映会・授賞式のほか、特別審査員である中村義洋監督によるトークセッションも行われます。
令和5年(2023年)2月25日(土)
開場時間 13:00 / 開演時間 13:30
つくばエキスポセンタープラネタリウムホール(茨城県つくば市吾妻2-9)
令和4年(2022年)9月1日(木)から令和5年(2023年)1月15日(日)
4部門よりいずれかを選択してください。
自由部門 | ストーリー性のある10分以内の作品 |
ショートショート部門(SS部門) | ストーリー性のある3分以内の作品 |
つくば部門 | つくば市内で撮影したカットを含み、ストーリー性がある10分以内の映像作品 ※つくば市のプロモーションとして活用できる作品も募集します。 |
全天周部門 | 大型ドームスクリーンの全天周映像に対応した10分以内の映像作品 |
応募前に必ず応募要項を御確認ください。御応募と同時に、本要項に御同意いただいたものとみなしますので、あらかじめ御了承ください。
つくばショートムービーコンペティション2023チラシ表 [PDF形式/225.4KB]
募集要項 [PDF形式/688.66KB]
・DVD-Video形式 アスペクト比4:3、16:9、ドームマスター形式のいずれか
・動画ファイル mp4,avi,movのいずれかのフォーマット
「つくばショートムービーコンペティション2023」の市民審査員を募集します!
以下をどちらも満たす方 ※つくば市民ではない方も歓迎しています。
50名(要申し込み・先着順)
下記のリンクから申込フォームへお進みください。
つくばショートムービーコンペティション実行委員会
筑波学院大学、(公財)つくば科学万博記念財団 つくばエキスポセンター、株式会社Wacom、株式会社ウィットスタジオ
(公財)つくば文化振興財団
一般財団法人つくば都市交通センター、ACCS、ラヂオつくば
つくばショートムービーコンペティション実行委員会(市民部文化芸術課内)
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